
Our Brand
TAIZEN とは
TAIZENは2020年2月に最高のラックを作るプロジェクトとしてスタートしました。ピアノ製造で培った最高の木工技術をオーディオラックに応用し、オーディオボードを一つ一つ手作業で製造し、金属ポールは金属加工技術の知見を取り入れた制振構造を取り入れ、職人により全てのパーツを精密に削り出すことで妥協のない品質を実現しています。私たちの工場は、古くから日本の楽器製造の中心地であった静岡県西部の袋井市にあります。設計・製造のすべてを日本国内で行い、新しいスタイルとサービスを提供する製品開発を目指しています。目指しているのは、最高の音楽体験を提供することです。
デザインコンセプト
TAIZENラックは熟練した技術により支えられています。楽器製造で培った木材加工技術と金属加工で培った振動抑制技術や精度を追い求める技術を組み合わせることで、最高の音質を実現しました。
ラックに設置されるあらゆる機材の性能を完璧に発揮することを目指し、制振性・耐久性・そして音質の全ての面で機材を最適なパフォーマンスで動作させるために特徴ある様々な構造を取り入れています。
これらの特徴は、そのすべてが非常に重要です。
1.極厚のタモ集成材芯材

棚板は、ラックの心臓部となる非常に重要なコンポーネントです。
棚板の最大の目標は、置かれた機材を外来振動から保護し、加えて機材から発せられる微振動を外部に伝えないことです。
芯材はタモ修正材を使用。厚さ35㎜または45㎜の非常に厚い板で制作しています。TAIZENでは開発時のかなりの部分を棚板の最適化に費やし、十数種類にも上る樹種をテストした上で選定されました。タモ材は固く靭やかで、野球のバットやボートのオール等に加工されるほど強靭さを持っている木材です。タモ材の棚板は外部からの振動に均一に反応し、エネルギーを吸収して減衰させます。
2.厚突きの突板を使用したクロス張り仕上げ

楽器製造時に用いられる厚突きの突板(メイプル・ウォールナット・マホガニーをラインナップ)を使用しクロス張りで仕上げています。一般的に広く使用されている突板は0.1〜0.3mm程度の薄突きと呼ばれる素材であることが多いですが、TAIZENでは美観と音質の両面の理由により、0.8〜1.0mm程度の厚突きと呼ばれる厚みのある突板を使用しています。クロス張り仕上げとは、2枚の突板を木目を90度交差させて貼り合わせる伝統的な製造方法です。非常に手間の掛かるこの仕上げにより、突板の貼り付け強度が向上し、更に塗装したときの木目の陰影が増すため、最高級品に相応しい美しい外観が得られます。
3.ポリエステル塗装での表面仕上げ

表面仕上はポリエステル塗料を採用。ポリエステル塗装は耐摩耗性に優れ、塗膜の硬度を非常に固く仕上げる事が可能です。
耐摩耗性に優れるポリエステル塗料では機材を置いた際に発生する擦り傷を最小限に抑えることが出来ます。反面、高い硬度が故に衝撃には弱く、強く落とすように機材を設置すると割れてしまう可能性がありますので注意してください。
また、化学反応で硬化する特性上塗膜を厚くすることが可能で、TAIZENラックではおおよそ0,5〜0.7㎜のポリエステル塗膜が構成されています。この厚い塗膜と硬いポリエステルの特性により、木材の表面上の振動を効果的に減衰することが可能となり、TAIZENの驚異的な音質の一端を担っています。
4.無垢ステンレス材から削り出し製造されるポール
